今日は、“売り込まない一言”で売上が伸びた、とある雑貨店の事例をご紹介します。
さて、あなたならこう書かれた看板の続きをどう想像しますか?
「世界中の野生動物の革、〇〇〇ます」
実際にこのお店が選んだ言葉は…
「見られます」でした。
たったそれだけで、通りすがりのお客様がどんどんお店に来てくれるようになったのです。
目次
今回ご紹介するのは、革小物専門の雑貨ショップ。
世界中の野生動物の革を使ってつくられた、すべて一点ものの雑貨を扱っています。
けれど、このお店には1つのハンデがありました。
場所が大通りから1本入ったビルの2階。
通りすがりのお客さんからはまったく見えない。
勝負はただ1つ、通り沿いにある1枚の看板だけだったのです。
このお店に並ぶのは、ゾウ、ワニ、トカゲ、ダチョウなど
天然の野生動物の革を使った一点ものの小物たち。
けれど、いくら魅力的でも――
誰も2階まで上がってこない。
「どうすれば“ちょっと見てみようかな”と思ってもらえるのか?」
そこで、店主が考えたのは、売り込まない一言でした。
そして、こんな一言を加えたのです。
「世界中の野生動物の革、見られます。入場料無料」
これが大当たり。
「見られるの?ちょっと行ってみようか」
「どんな革があるんだろう?」
まるで博物館に行くような感覚で、2階まで上がってくるお客さんが急増しました。
お客様は最初、ただ興味本位でふらっと立ち寄ります。
でも実物を見ると、みんな驚くんです。
「これ、すごい…」「同じものは2つとないんですね!」
そして自然と、その場で購入していくように。
なぜなら、1点限りの在庫。
「今買わないと二度と出会えないかも…」と感じる希少性(=スノッブ効果)が働いたからです。
この看板には、2つの心理効果が働いています。
「何があるんだろう?」という小さな謎が、
人の注意を引き、足を止めさせる強力な動機になります。
「誰も持っていない」「世界で1つだけ」という情報は、
お客様に特別感や自分だけの価値を感じさせてくれます。
そして何より効いたのは、**「売ってます」ではなく「見られます」**という表現。
「売られたくない」「押し売りされたくない」という心理バリアを取り除き、
自然な流れでお客様を誘導することができたのです。
最後に、あなたにも問いかけてみたいと思います。
「売ります」より「見られます」
「お得です」より「ちょっと試してみませんか?」
お客様を動かすのは、興味をくすぐる言葉の力です。
あなたのお店や発信にも、ぜひ取り入れてみてください。
きっと、集客の流れが変わるきっかけになりますよ。
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▼動画解説「看板にちょっとした一言で、売上を伸ばしたショップの取組みを集客プランナーが解説」
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