基礎工事が甘いブランディングは脆い。

ブランディングディレクターの仕事はブランド作りの基礎工事を担っている、という言い方がしっくり来ると思います。

建物を建てるときにまず基礎工事を施します。
実際に人の目にふれるのは、基礎の上に立った建物です。基礎部分は目には触れません。
ブランディングの仕事では、まずブランドビジョンを描きます。
その上に建てられる建物とは、企業であれば商品やサービス、企業活動となります。また広告表現もそれに当たります。
地域であれば、住民の活動や地域活性化の施策といったことでしょう。

そうしたブランディングに通じる活動の中で、基礎部分の工事を意外と蔑ろにしているケースが見受けられます。

つまり、その企業やその商品を将来どういう姿(ブランド)に育てたいかという議論をそこそこにして、企業ロゴや商品パッケージのデザイン、広告表現にばかりが議論されることが多いように思われます。

そういう意味では、私の仕事というのは基礎工事を担っているのは、すぐに目に見える形にはなりませんし、目立つ作業でもありません。

誤解を無くすために付け加えますと、弊社の業務としては基層工事だけでなく、建物である商品・サービスの企画や、広告活動の企画も行います。さらに、ブランディングに関する全てのディレクション業務を行います。

ただし、基礎工事を蔑ろにすると高い建物が立たないように、ブランドも同様で、長期に渡って支持されるブランドやターゲットとの絆が強いブランドは構築できません。

なので、この基礎工事に当たるブランドビジョン作りは、丁寧に行う必要があります。

もし、ご自身が抱えているブランド業務で、思うようにブランド力が強くならないときは今一度、基礎工事部分まで見直してみてはいかがでしょう。
そこに一貫性がなかったり、関わる人たちのモチベーションが上がる内容になってなかったら、もう一度ブランドビジョンを建てなおすことをお勧めします。

それが、5年先、10年先には、高層ビルが建つ大事なポイントですから。